気を付けてください!札幌で交際クラブを語った大型詐欺事件
以下は、札幌市厚別区で発生した「交際クラブ/デートクラブを語った詐欺事件」について、報道された内容をもとに整理・解説したものです。
🔍 詐欺の概要(2025年6月5日頃)
被害者:札幌市厚別区在住の70代男性
手口:SNS上で複数のデートクラブへ会員登録を申し込む
→ クラブ関係者を名乗る複数の女性から、
「認証作業が失敗した」
「プラットフォームのデータを損失した」
などの名目で現金や電子マネーの送金を要求される
被害額:合計約8,000万円
まず「認証費用」として数万円単位で送金
その後「データ修復費用」などと称して段階的に請求され、最終的に被害額が約8,000万円に達した
🧩 手口の詳細と被害拡大の流れ
会員登録と認証詐欺(「MOODYZ」などのクラブ名を騙る)
被害男性は「MOODYZ」などと称するデートクラブへ登録したとされ、
「希望の女性を選べる写真」が提供された
選択後、クラブ関係者を名乗る人物が
「会員カードの認証に1万円必要」
「返金する」と提案し、実際に送金させる手口
さらに専門家を名乗る人物が複数のステップで認証料を請求し、それに応じて数万円から数百万円単位を送金させた
データ修復詐欺(別クラブ名義で継続的請求)
同時期に「HEART BEAT」等のクラブ名義でも拡張
「あなたのせいでプラットフォームのデータが損失した」
「修復できれば返金する」
と再度請求
これに応じて数千万円を送金した結果、全体で約8,000万円の被害に
✅ 捜査と社会的背景
警察はこの事件を詐欺事件として正式に 捜査中
被害発覚のきっかけは、被害者の息子が家の様子や送金の異変に気づき、通報したことによる
北海道内では同時期に高額詐欺被害が複数確認されており、厚別区の男性の事例は中でも特に大きな被害(約8,000万円)と位置付けられています
💡 この事件から学べる注意点
SNS経由で「クラブ登録」しただけで高額支払いを要求される場合は極めて危険
初期の小額送金に対し「返金する」「利益を付ける」と嘘の保証をしていることも多い
冷静に「おかしい」と感じたら、すぐに家族や警察に相談を(北海道警では「#9110」など相談窓口を通じて警鐘を鳴らしています)
🧷 まとめ:被害の構造と防犯対策まとめ
項目 内容
被害類型 SNS経由の会員申込み → 認証や修復料名目で複数回送金
被害総額 約8,000万円(2025年6月5日頃から6月18日までの送金)
特徴 少額ずつ段階的に請求 → 信頼させて多額送金へ誘導
防止策 ・SNS上の見知らぬ募集への安易な登録回避
・小額送金からでも不審と感じたら中止
・警察相談窓口の活用(#9110等)
このようなSNSや「クラブ名」を巧みに使う詐欺手口は決して他人事ではありません。特に高齢者をターゲットにした巧妙な詐術が見受けられますので、情報共有や早期発見が重要です。
さらに詳しい情報や類似手口の事例、相談窓口などが必要であれば、お知らせください。